これだけは知っておきたい民泊の注意点
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分譲マンションの場合、マンションの管理組合との関係に注意が必要です。
分譲マンションでは、通常、国交省が作成した標準管理規約がそのまま使われることが多く、その規約の中では、区分所有者はマンション標準管理規約の第12条において
「区分所有者は、その専有部分を専ら住宅として使用するものとし、他の用途に供してはならない」と定められています。
管理組合に確認することなく、部屋を頻繁に貸し出すと、管理規約に違反しているとみなされる可能性があります。
特にマンションでは部屋同士が接しているため、近隣住民との関係をしっかり築く必要があります。近隣住民からクレームが来ないように最大限の配慮が必要です。
基本的にクレームになりやすいのは、騒音とゴミです。
宿泊者は外国人旅行者が多いと考えますと、スーツケースで移動します。ガラガラとマンションの廊下を複数人が歩くとそれだけで騒音とみなされる可能性があります。
ゴミについては、ショッピングを目的に訪日した旅行者が、商品を出来るだけスーツケースに多く詰め込むために、商品の箱(段ボール)などの包装ゴミが大量に発生することになります。このあたりのルールをしっかり定めておかないとクレール問題に発生します。
騒音やゴミのクレームは、賃貸マンションであれば大家さんや管理会社に、分譲住宅マンションであれば管理組合に、一戸建ての住宅であれば町内会や自治会に多く寄せられます。
みんながルールをしっかり守り、快適な環境をつくることも民泊では重要な課題となります。
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